社長メッセージ
株主・投資家のみなさまには、日頃より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
2025年度第1四半期連結累計期間の売上高につきましては、前年同四半期に対して、非メモリー向けプローブカードは、需要が一段と低調に推移いたしましたが、メモリー向けプローブカードは、昨年度より拡販が進んでいる国内外の先端半導体向けに加え、緩やかな回復基調となった主要顧客のニーズにも応えるため、増産に努めたことにより、大きく伸ばすことができました。以上の結果、全体の売上高につきましては、前年同四半期を上回る結果となりました。利益面につきましても、高付加価値製品を中心とした売上高の増加による、国内工場の稼働率や生産効率の向上等より、前年同四半期を上回る結果となりました。今後の見通しにつきましては、米国の通商政策による当社の業績に対する直接的な影響は軽微と見込んでおりますが、世界経済の下振れリスクや為替の不安定さ等、当社グループを取り巻く事業環境には依然として不確実性が伴っております。プローブカードにつきましては、非メモリー向けは、自動車や産業機器向け等の半導体市場が軟調に推移している影響を受け、需要の回復には時間を要する見通しです。メモリー向けは、生成AI市場の拡大を背景に、成長基調を維持する見通しです。当社グループといたしましては、半導体市場の中長期的な成長に備え、今期は積極的な先行投資を通じて、生産キャパシティと製品力の強化を図ってまいります。
株主・投資家のみなさまにおかれましては、今後とも一層のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2025 年 8 月 7 日
代表取締役社長
坂田 輝久
株主還元について
当社は、株主の皆様に対する「安定的な利益還元」を重要な経営方針の一つとしております。「2024-2026年度中期経営計画」においては、設備投資と研究開発を中心に「将来に向けた成長投資」とのバランスを取りながら、株主の皆様へ安定的・継続的かつ利益に見合った配当を実施する方針です。2026年3月期期末配当予想につきましては、第2四半期末は普通配当25円、期末は25円、年間50円としております。
業績の見通し
2026年3月期 連結業績予想(2025年4月1日~2026年3月31日)
連結業績予想 (単位:百万円) | ||||
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売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する 当期純利益 |
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第2四半期(累計) | 12,200 | 1,650 | 1,600 | 1,000 |
通期 | 25,500 | 3,750 | 3,650 | 2,500 |